版画と聞いて、どんな色彩を思い浮かべますか?
早めに群馬の芸術ホールに到着したところ、一階の展示室で、シルクスクリーン作家の小暮真望さんの版画展が開催されていました。
館林出身の方だそうです。
クラスまで時間があったので、迷わず鑑賞させて頂きました。
色彩がとても豊かです。
特に水や空の色。
夕焼けの空のグラデーションが眼だけでなく、心にじんわり響きます。
館林の多々良沼を描いた作品は、夕焼けに水面がオレンジ色に揺れ、一瞬サンルーカルの海を思い浮かべました。
作品を拝見しながら、それぞれの作品を照らしている照明の角度や数を、思わずにチェック。。もう一度作品自体に集中し直して見返し、堪能させて頂きました。
踊りや音楽のような瞬間のアートは、二度と同じものを観ることはできず、美術など形あるアートは、いつも同じ響きを観る人に伝えることが出来ると思っていましたが、形あるアートも、観る人のコンディションによってきっと毎回変化するのでしょうね。
また別の機会で、再会したいです。
素敵な時間をありがとうございました。