BLOG 日記

布地が持つ 本当の色

スタジオで、毎日のようにお会いし、お世話になっている先輩の舞踊家の方と、衣裳の水玉柄の大きさについてお話しをしていたら、いつの間にか照明についての話しになっていました。
なんとも興味深い世界です。。
通常衣裳は、踊り手が曲やその作品のイメージで色を選び、布を探し、デザインを縫って下さるモディスタの方と相談し、採寸、仮縫いを経て完成します。
衣裳のデザインについて、踊り手側が想像しているものと、縫製の専門家側の目線から見たものとで見解の差があることもあり、衣裳作りは楽しい反面、大変な作業の一つです。
その衣裳を作り出す布が、素明かりで目に映る色と違う色を内に秘めていることを、ご存知でしたか?
例えば、黒。
この色は、何からでも染めることが出来るそうなので、別の色から染めて黒にしていることが多く、舞台照明で照らし出すと、、なんと、その内側の色が出てくるそうです。
これがその曲のイメージに合った色なら素敵!ですが、真逆のイメージの色だと、せっかくの衣裳が生きなくなってしまいますね。。
照明、どこまでも奥深いです。。
今度は布地を買う前に、照明のプロの方のお話しを伺いに行こうと思います!



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