光輝く太陽
真っ青な空、蒼い海
オリーブ畑の広がる大地
スペインの南、アルダルシア地方。
その地を行き交うインド、イスラムなど、
様々な人と文化の融合から、フラメンコは生まれました。
フラメンコは
踊り・ギター・唄の三位一体。
情熱的なギターの旋律や唄が心に響くのは、
フラメンコのオリエンタルな背景ゆえに、
私たち日本人にとって、
何か強く惹かれるものがあるのかもしれません。
感情を包み隠さず表現できる踊りは、
単に”振付”だけでなく、踊りそのものが人が年を重ねる毎に変化したり、深みを増していくことができます。
踊る人の数だけフラメンコが在る、といっても過言ではありません。
華やかな衣裳も特徴で、曲調に合わせて色を選んだり、裾の長いドレスを着たり、刺繍の華やかな大きなストールやカスタネット、扇子を使用して踊ることもあります。
男性の踊りは、キレのある回転や足さばきがとてもかっこいいです。
踊るのも、観るのも楽しいフラメンコ。
ぜひ触れてみてください!
フラメンコは、南スペインのアンダルシア地方にロマたち(様々な土地に移り住んで生活していた人たち)が定住し、彼らを中心に生まれた音楽や舞踊のことを言います。
一般的に、歌(カンテ)、ギター(トケ)、踊り(バイレ)の3者がコンパスと呼ばれるフラメンコの拍子を基に一体となり、即興性の高い音楽と舞踊を作り出します。
HistoriadeFlamenco
フラメンコの歴史
フラメンコの起源については諸説ありますが、アンダルシアのヒターノ(ジプシー)と呼ばれるロマたちが生活のためにお祭りや酒場などで歌って踊りながら、
その貧しさや苦しさを表現したものが始まりと言う説があります。
様々な文化と民族が行き交うアンダルシアの地ならではの背景が、ギターや歌の音の中にも取り入れられ、フラメンコ独特の音楽が作り上げられていったと言われています。
アンダルシアを発祥にスペイン全土に広がったフラメンコは、20世紀になると舞台芸術としても取り上げられるようになりました。
やがて世界的に広まり、2010年にはユネスコによりスペイン無形文化遺産に登録され、ますます注目を集めています。
ArtículosadeFlamenco
フラメンコ用品の紹介
※入門時はサパトスのみで、ほかのものは必要ありません。
(サパトスも体験レッスン時はサイズが合えば無料レンタルあります)
サパトス
フラメンコシューズ
現在はベルト型、紐型、ブーツ型などが主流。
5センチ前後のヒールとつま先部分に細かい釘が打ち込んであり、足を踏み鳴らした際、音が出ます。
ファルダ
スカート
フラメンコ用のスカートは、くるぶしが隠れるくらいの長さで、スカートの裾を手で持つことが出来る裾幅が広いものが、最初の1着にオススメです。
パリージョ
カスタネット
やや高い音のもの(右手用)と、やや低い音のもの(左手用)2つで1セットになっています。
バストン
ステッキ・杖
脚と共に床を打ち鳴らして踊ります。
マントン
大きなシルク製のショール
正方形のものを半分に折り、三角して肩にかけた時、指先までしっかり覆われ、さらに布に余裕が大きさがベスト。
フレコ部分の網目や刺繍によって重さが大きく変わるので、購入前には必ず重さのチェックを。
コルドベス
帽子
ガロティンなどの曲を踊る時に使用することが多いです。
かぶった時に、帽子の内側がしっかりフィットしているサイズを選びます。
アバニコ
扇子
布製のもの、木製のものがあります。
大きさは20センチ前後から32センチまで様々。
元々踊り用は布製のものなので、クラスでは布製からスタートします。
バタ・デ・コーラ
裾の長いフラメンコ用スカート
腰から1.8メートル(身長160センチ前後の場合)が目安。
講師よりひと言
スペインの民族音楽と舞踊でありながら、 様々な民族や文化の融合によって生まれたフラメンコ。 オリエンタルな一面も持つ芸術ゆえに、日本人である私たちの心にも、共鳴するものがあるのかもしれませんね。
情熱的な踊り、ともよく比喩されますが、
それはフラメンコが型にはまらず、
ストレートに感情を表現出来る踊りだからでは、と思います。
“フラメンコって良いなぁ”と私がしみじみ感じること、それは
“何にもとらわれない
ということ。
フラメンコには決まった配役もパートも、型式も、楽譜もありません。
私がこうありたい、こうなりたい!
の根本がフラメンコなんです。
年齢を重ねるごとに、
豊かに熟していくフラメンコ。
これからの5年、10年、その先の先、、と
ご自身の生涯と共に深めていく楽しみや喜びを、1人でも多くの方と分かち合えたら嬉しいです。