BLOG 日記

Estudio de flamenco”Amor de dios”

マドリッドのアカデミア、アモール・デ・ディオスを訪ねました。
その名の由来はamor de dios通りにあったことからだそうですが、現在は、地下鉄アントンマルティン駅近く、Santa Isabel通りのメルカドの上にあります。
セビージャとはまるっきり異なる雰囲気でした。
ここでたくさんの先生がクラスを開講しています。
アルフォンソロサのクラスが見学したくて、ホームページに掲載してある時間をめがけて行ったのですが、オラリオが変更になっており、既に終了していました。
アカデミアが大きすぎて、どこで誰が何のクラスをやっているのか、さっぱり分かりません、、頼りは受付の方なのですが、、
今、見学できるクラスはありますか?
と訪ねると、先生の名前を教えてくれる前に、
”De que nivel quieres?”(どのレベルのクラスか?)
と聞かれました。
ん、、レベルは問わないので、バイレのクラスが見たいとお願いしたところ、ある先生の中級クラスに案内してくれました。
そしてここでもまた同じ質問、
どのレベルなの?と。
恐らく中上級だと思います、としぶしぶ答えました。
クラスは、、びっくりしました。
マドリッドのフラメンコは、テクニックが中心と聞いていましたが、本当にその通りでした。
みっちり足のテクニカをやっていたのですが、先生の打つバストンの音が強くて、耳が痛くて倒れそうです。。
その後、ブレリアもやっていました。
パルマではなくそのままバストン。コンパスというよりメトロノームのようで、生徒さん達は、何か自由を失っているかのようにも見えて、苦しくなってしまい、振りが途切れたところで、お礼を言って部屋を出ました。
ここでは無理だ(笑)
もちろん、いろんな先生がいらっしゃいますし、たまたま合わなかったのだと思います。。
空いているスタジオをレンタルし自主練習して、帰りは、家の少し手前の駅で降りて、ゆっくり歩きながら、フラメンコとは何か、と問いかけました。
テクニカは、もちろん基本ですが、これは日本でも学べます。日本の踊り手の方々のテクニカは、素晴らしいですし、この力は有無を言わず、自主練習にかかっています。
では、外国人である私が、スペインを訪れ、学ぶべきものは何か?…
それは
風であったり
呼吸であったり
太陽の光であったり
稲妻だったり
涙だったり
波の音だったり
生活の中で呼吸している、
生きているフラメンコを感じる、自分もその中に入ってみること、ではないかと。
思えばこの15年、引き寄せられるようにセビージャを行き来し、学び、育てられ、フラメンコを感じて来ました。。
直感に勝るもの無し。
明日からセビージャ行きの準備です。



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