BLOG 日記

職人魂に感激

金曜日。
一か月前にセビージャで注文したガジャルドのオーダーシューズを受け取りにマドリッド本店に行きました。
他のメーカーがアモールのスタジオを囲むように密集しているのに対して、ガジャルドは少し離れた場所にあり、その場所は1人歩きがちょっと不安な地区なので、時間帯に気をつけていかなくてはならないのですが、靴を受取ると、その労力はなんでもなくなります。。
マドリッド本店は工房とお店が一緒になったので、試し履きして微調整が出来るよう、最終工程の中敷を貼る前の段階で待っていてくれました。
履いてみると、少し左の指の周辺が以前より小さく感じたのですが、慣れれば大丈夫な範囲かな、と定員さんに告げると、工房から職人さんが駆け出してきて、
「気になることがあるなら全部言って。すぐ直すし、そのことを君のサイズ詳細に書き足したいから。」
と言ってくれたので、早速ちょっと気になる程度の左の指の様子を告げると、どのくらい時間があるか、と聞かれ、クラスがあるので30分しかない、と答えると分かった、とすぐに工房へ。
20分後に出てきた靴は、これが新品?!と思えないほど足にぴったり!!!

履いているのを忘れてしまうようなフィット感で、思わずジャンプしながらサパテアードしてしまいました。笑
そんな私以上に嬉しそうな笑顔を見せてくれたのは、職人さんのぺぺ。
ちょっと強面ですが、いつも爪まで真っ黒になっているゴツゴツした両手は、靴への愛情で溢れています。
彼らのおかげで踊ることが出来ます。
最高の靴をありがとうございます。



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