BLOG 日記

生涯の1曲

先日までの師匠Alicia M?rquez のクラスで、胸に響いた彼女の言葉の1つをみんなと共有したいと思います。
(前後略します)
生涯を通して、学ぶ1曲がある。
それは、その踊り手自身の曲になっていく、
例えば、
マリオ(Mario Maya)ならファルーカ
マティルデ(Matilde Coral)ならアレグリアス
マヌエラカラスコならソレア
というように。
もちろん彼らは、他の全ての曲を踊ることができるが、彼ら自身を代表するスペシャルな1曲をそれぞれ持っている。
経験としてたくさんの曲を学ぶことももちろん大事だけど、生涯を通して、これが自分だと思える曲を、生涯学ぶつもりでしっかり深めて行って欲しい。。
(生徒の1人がアリシアに、あなたの一曲は何ですか?と尋ねると)
私はシギリージャ、それからアレグリアス、どちらにしてもバタよ。
あそこにいるユカリは、アレグリアスのバタとマントンよ(笑)、、、
私がセビージャ在住時代にも、時々この事をアリシアはクラスで口にしていました。
曲や振付に振り回されず、自分のフラメンコを探して深めなさい、というエールなのだと、私自身は受け止めています。
教室では、新しい曲に取り組むことはチャレンジや経験に繋がります。
でも、このアリシアの言葉を、私も生徒さんたちにきちんと伝えていきたいです。
発表会が終わったらその曲はさよなら、ではなく、そこからがスタートだと思ってほしい。
まだ自分の曲が見つかっていない人は、そこから始めてみて下さい。
既に自分の曲と出会っている方は、
今の振付は、今の言葉の目安、深めるほどに、また歳を重ねるごとに言い回しも変化していくかもしれない、と柔軟に捉えて、素直に日々向き合っていくこと、をお勧めします。
生徒の皆さんの生涯の学びが、素晴らしいものになりますように。
追伸
ちなみに私の生涯の学びの1曲は、師匠のアリシアが仰る通り、
アレグリアスのバタマントンです。



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