BLOG 日記

新年度、感じること

4月になりましたね。
新生活が始まった、という方も多いのでは?
新年度の始まり、我が家もドタバタしながらも清々しい気持ちで迎えています。
子どもを授かってから、以前は本当にフラメンコの事しか見てこなかったなぁ(笑)という実感が日々で、今は子どもを通して、いろんな社会勉強をさせてもらっています。
こういう事の一つ一つが、アデラが言っていた”我が子が一番のマエストロ、何よりのフラメンコ”ということなんだろう、と噛みしめています。
慣らし保育が始まった息子は、朝がまだ苦手ですが、保育園を見ると嬉しそうに登園します。ママとしては、少し淋しいような気持ちもありますが、子どもと社会との関わりが増えていくことはやっぱり嬉しいです。子育てのプロである保育士さんと、日々意見交換できるのも、新米ママの私にとっては、凄く有難いです。
通園をきっかけに自転車を買い、数十年ぶりの乗車です!(笑)
(ママは自転車Principianteだからね、ゆっくり行こうね、と息子に話しています)
自転車に乗ると、何故か恩師アリシアとの思い出を思い出します。
アリシアは先月息子に会って、自分の娘の幼い頃を思い出す、と懐かしそうに微笑んでいました。
その事もあってか、私は最近、彼女が小さかった娘さんを自転車の後ろに乗せて
“Hola Yukari!”とガジェで元気に声をかけてくれたセビージャ在住時代の日常の風景を思い出します。
フラメンコを模索しながらその成長や変化を生み出そうと生きることは、本当に時間がかかりますが、子どもの成長は目覚ましく矢のように早いものだと、改めて感じています。
こんな風に子どもたちを通して、さまざまな記憶が蘇ったり、振り返ったりすることに懐かしさや喜びを感じる、ということは、前を向いてただただ進もうとしていた以前の私にはできなかったこと、です。
完璧に向かう、とは一体なんだろう。
完璧はない、のかもしれない。
フラメンコが人の生きる様であるならば、今までの自分になかった感覚、今の私にとって新しい感覚にもっともっと出逢って、感じていきたい、と思います。。



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