BLOG 日記

お彼岸

厚木スタジオのオーナーさんは、お花屋さんです。
この週末はお彼岸は忙しいそうです。
お彼岸なのに、恩師のお墓参りにも行けず、、石沢先生ごめんなさい。。
と、先生のことを考えていたら、ある曲が頭を巡りました。
鮫島有美子さんの歌う『千の風になって』です。
この曲がヒットしたときは、メロディーと歌い回しのインパクトが強くて、その歌詞をあまり知りませんでした。
たまたま行った鮫島有美子さんのコンサートで、その歌詞が心に響き、号泣してしまったことを思い出します。
声楽専攻時代、私が専門に学んでいたのはイタリアもの。今思えば、この辺りからフラメンコに通じる表現方法があったのかもしれません。
その真逆とも言える、繊細で巧みな表現を歌うのが、ドイツものを歌う方々。
鮫島さんの伸びやかで押さない、繊細な歌い回しに、自然と歌詞が浮き出るように心に入ってきて、まるで自分がその歌詞の中にいるかのようで、涙が止まりませんでした。
その日まで、石のような涙をお墓の前で流していた自分を、変えてくれたくれた歌声です。
人の心を動かす表現者に、いつか私もなれるでしょうか。
私の言葉である、私のフラメンコで、それが実現できたら、と願います。
お墓参りも、ちゃんと行かないと行けませんね。



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