BLOG 日記

館林散策

約2年、館林でフラメンコのレッスンをしていますが、いつもレッスンの時間前に到着し、帰りもレッスン終了と同時に引き上げて来てしまうので、館林駅と三の丸芸術ホールとの行き来だけでした。
今日は夜のクラスまで時間があったので、お昼に散策をしてみました。
芸術ホール裏手を流れる川を城沼方面に歩くと、橋があります。


ふれあい橋という名の橋です。
小学6年生~中学2年生までの3年間を館林で過ごした時の、いちばん印象深い光景がここにあります。
その当時以来、初めて訪れました。
心がジーンとします。。
とにかく転校が多かったので、その場に慣れると引っ越しで、思春期だった私にとっては毎日が戦いのよう、唯一いつもとなりにいてくれたのが音楽の存在でした。
そんな経緯もあり、音楽の道に進みたいと思っていた私は吹奏楽部に所属し、当時顧問の希代寿子先生のもとで日々音楽を学ぶ楽しみを仲間と共感していました。
この橋は、川を渡るとこんな風に開けていて

ちょうど雛壇のようになっています。
ここで、季節の良いときに、ふれあいコンサートという地域行事が開催され、我が吹奏楽部も、希代先生の指揮のもと、ここで演奏しました。
入学式や卒業式などの式典はもちろん、コンクールなども毎年参加していたのに、なぜか、この野外コンサートだけが今でも心にとても鮮明に残っています。
思い起こしてみるとその理由は、、
演奏をすることによって、楽しんで下さるお客さんの笑顔がすぐそばに感じられたこと、
野外で太陽の光や空気がとても気持ち良く感じられたこと、
大好きな先生と仲間と音楽と一緒に居られたこと、
友達や家族が近くで応援してくれていたこと、
など、だと思います。
Sin Tierra(故郷無し)疑惑が、最近の自分の中に浮上していたこともあり、何かを確かめたくて、ここに歩いて来たのかもしれません。
故郷は場所だとばかり思っていましたが、本当はそうではないのかもしれません。
時間だったり、空気だったり、、
そういう何かかもしれません。
そう感じれば、どこに腰を下ろしても、どこで大地を踏んでも、
私は私であることに変わりないんだと、素直な気持ちになれ、どこまでも続く気持ち良い風を追いかけたくなりました。



風に任せて歩いていたら、急に開けた場所に。なんて素敵な。

Hola~!


館林でフラメンコ公演出来る日は、フライヤー撮影をこの木と一緒にしたい!です。
ホールに戻って、クラスの時間まで自主練習。
今日は気持ち良く動けました。



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