BLOG 日記

リサイタルありがとうございました!!

昨日12/2水曜日、ソロ公演『Puro』を無事に開催、踊り終えることが出来ました。

147名の皆さんがこの作品を鑑賞に、そして応援に、寒さ増した師走の空の下、新宿エルフラメンコに足を運んで下さいました。

心からありがとうございます。
こんなに幸せな日はありません。

私は、踊ることは人生全てをかけて!!来ましたが、それ以外のことが本当に不器用で、自分の体調管理は愚か、日本での運営、営業、宣伝活動がまるでなっていない状態のままここまで来てしまいました。
単独公演で、こんなにたくさんの方に観届けて頂いたのは、初めてです。
皆さんのおかげで、この『Puro』という作品を世に送り出すことが出来ました。
写真家の大森さんより少し写真が届きましたので、一部ご紹介させて頂きます。

Lluvia(Solea)

壁の向こう側
(Bulerias y Tangos por Tientos)

光、海の向こうに(Alegrias)

本当に本当に、ありがとうございました!!!

終演直後
マヌエル、ファン、ラウルと共に。
Buen cansancio 爽快ー!!!

作品コンセプトは、4~6月渡航中に考え始め衣裳を依頼し、8月のグランファイルで再びカディスに戻った時に、今回の公演のフライヤーやプログラムに使う写真を、カディス旧市街のカレタビーチとお城で撮影しました。

柔らかい夕日に包まれたビーチは、それはそれは美しく、コンクール前夜である緊張感も忘れ、ただ波の音と、穏やかな風にバタを預けました。
その時、この波と風を日本に持ち帰りたいな、と。


後日、写真家のアントニオゴンザレスさんからたくさん写真が送られてきた中の一枚、ただ海と夕日を眺める写真(今回のプログラムに使用致しました)を見た時、一瞬カディスに戻ったような感覚になり、、
この写真の瞬間を、この公演最後のクライマックスに再現しよう!と決め、照明音響技術の佐々木孝尚さんに相談、というよりお願いし、夕日を再現してもらいました。


始めにこのコンセプトを共演者の3人に説明した時、歌い手のファンとラウルは、じゃあサングラスして、日焼け止め塗らないと、とか、半分冗談と勘違いしてる?!ような状態から始まりましたが、太陽にちなんだ歌を2人で探して、組み立ててくれました。
おかげで、本当に素敵なカディスの夕陽となりました。

そして2人はフィンデフィエスタのブレリアの最後の最後にまたこの歌を持ってきました。
凄く楽しいのに、グッと来てしまいました。。

数年に渡り、いつも私のわがままに応えてくれる、縁の下の力持ちのマヌエル。
毎回、ゆかりは良くなっていく、と彼が言ってくれるように、最悪な時からここまで一緒に舞台に立ってくれました。
年月を越えてここまで来れたこと、とても感慨深いです。。

終演後には、たくさんの励ましのお言葉やお花やプレゼントをみんなから頂戴してしまいました。
大変恐縮です。。

持ちきれないほどの素敵な花々。
それぞれ個性があって、観ていると幸せな気持ちになります。しばらくの間、お家で私を癒してくれます。
ありがとうございます。

一生のうちで、あと何回こういう単独公演が出来るか、数はものすごく限られますが、私が私である限り、フラメンコという言葉を通して、命をかけて、全身全霊、魂を吹き込み、作品創りをして行きたいです。

アルティスタとしては、まだ歩き始めたばかりの私ですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。

最後になりましたが、、

ご来場頂きましたみなさま、お1人お1人
エルフラメンコスタッフのみなさま
共演者のファン、ラウル、マヌエル
いつも舞台や楽屋をテキパキと回してくださる、舞踊家の池本佳代さん
わがままな照明に応えて下さった、照明音響技術の佐々木孝尚さん
練習スタジオから当日の撮影まで、いつも温かく励まして下さる、プリメーラのチコさん
やっとお願いすることができた、写真家の大森由起さん
衣裳を作成してくれたピリー、ホセ
フライヤー撮影してくれたアントニオ
フライヤー作成して下さった土屋さん
時間切れでパニックになっていたプログラム作成を受けてくれた矢村万意子ちゃん
小物の布を作成してくれた金子睦さん
骨格を急遽見て下さったトレーナー平綿香さん
いつもパンパンな筋肉と格闘してくれるトレーナーのヴェルデひとみさん
公演など宣伝をして下さった川尻敏晴さん
当日の衣裳アイロンがけと裁縫を請け負って下さった発地広子さん

どなたが欠けても、Puroは完成しませんでした。
みなさんの愛情のおかげで、踊りきることができました。
心から、心から、みなさまに感謝致します。

ありがとうございました。



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