BLOG 日記

大晦日。

日帰りですが、、
2年ぶりに実家に帰りました。


この田舎から、
芸術はもちろん、全てが集結し毎日動き変化する東京に、1日も早く親元を離れて出たいと懇願していた日々。。
高校時代は、両親と意見が交差しても芸術の道に切り込み、反発しながら毎週末、往復7時間かけて東京までレッスンに通った日々。。

今、こんなにも穏やかに、この景色が目に映るのは、私も歳を重ねて丸くなったのか、
この空気が、こんなにも澄んでいたなんて、、初めて気付けた気がしました。


実家の庭のオリーブの木。
いつ植えたのか、忘れてしまったけど、私より小さかったのに、いつの間にかこんなに大きくなっていました。

母は、時々私のライブ鑑賞に都内にやってくるので、あっていましたが、父とは実に2年振り。
わずかな時間でしたが、とても穏やかな、落ち着いた時間を家族で過ごすことが出来ました。

陽も落ち、帰りの駅の改札口で、言葉数の少ない父にお弁当を手渡されて見送られた時、とても嬉しい気持ちと同時に、なんとも言葉に言い表せない、心動く瞬間があり、、改めて、というか、もしかすると初めて、いつまで経っても色あせる事のない親の無償の愛情に、頭が下がりました。

フラメンコなら、どんな心の内もリアルに、ありのままを表現できるのに、言葉や日々の行動ではなかなかそれを実現出来ていなかった、今日までの過去。
それに気づかせてもらえた今日を境に、明日からの新年、フラメンコを通してはもちろん、1人の人間としても、もっと自然に、豊かになっていきたいと願います。

豊かに、素直に、
これからも真っ直ぐにフラメンコし、熱く生きていきます。

今年も本当にありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願い致します。



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