BLOG 日記

思いがけず、、

リサイタルか終わってからの方が、時間の経過の早さを感じます。
何かに奮闘するよりも、スルリとすり抜ける時間の方が、あっさり過ぎるものなのですね、、
火曜日、空いた時間で髪を切りに行ってきました。
さっぱりして、美容院を出て少し散策すると、

音楽之友社出版の雑誌達が、ホール前に飾ってありました。
中学~大学まで、どれほどこの出版社の雑誌にお世話になり、夢をもらったことでしょう、、
演奏会情報はもちらん、小澤征爾さんの大ファンだった私は、音楽の友の雑誌の特集に胸を弾ませ、海の向こうで活躍する小澤さんの姿にたくさんの夢と勇気をもらっていました。
吹奏楽がテーマのバンドジャーナルでは、後に私の師匠となって下さった、指揮者の川本統脩先生との出会いがありました。
勢ぞろいしたそれぞれの雑誌の顔を眼に、感謝と感激、思い出が蘇り、、
そして思い出しました、
以前の私の夢は、指揮者になることだった、ということ。
今思うと無謀過ぎて、笑う事すら出来ません。。
私は、声楽科出身ですが、歌うためというより、音楽を深める入口に大好きだった歌を選択しました。その先の夢、指揮者になることを目指して、母校と並行して、他の大学の指揮研究所に所属し、どうしても学びたかった齋藤指揮法を、現役で活躍する先生方より学ばせて頂いていた時期がありました。
この時、指揮者という職を持っている方は、人として素晴らしいことはもちろん、音楽において神の領域にいる存在、、物凄い世界で生きていらっしゃること知りました。。
あれほど素晴らしい体験をさせて頂いたのに、、
先生方、申し訳ございません。
井口はフラメンコな人生を生きております。。
秋の演奏会シーズン到来。
自分が青春時代胸を焦がした、沢山の名曲に、再び会いに行きたくなりました。
当時と同じ感覚に引き戻されるのか、
はたまた、自分も、演奏家の方も時を重ねて、違った光が見えてくるのか、
楽しみです。



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